準不可逆性サーモクロミック色素『サーモロック』

『サーモロック』とは?

『サーモロック』は温度によって色が変化する準不可逆性のサーモクロミック色素です。
ロック温度以上の加熱により消色し、日常環境温度では再発色しない為、
セキュリティ用途や温度管理などに使用されています。

※サーモロック® は、通常の染料や顔料に比べて、やや耐光性に乏しい為、その性質を考慮した上で商品化の検討をお願い致します。

カラーバリエーション

 ※モニターにより実際の色相とは異なる場合があります。
 ※スクリーンプリントを想定した濃度です。印刷方法により濃度は異なります。

温度タイプ

#11、#23、#39、#48、#55、#60、#72、#79  計8種類

※消色開始温度から徐々に消色が開始しますが、消色ロック温度以下では再び発色します。不可逆的な消色を維持するには、消色ロック温度以上の加熱が必要です。
※発色開始温度から徐々に発色が開始し、発色準備完了点温度以下の温度で発色準備ができ、その後、発色開始温度以上に徐々に昇温することで完全発色状態となります。
尚、急激に発色準備完了点へ冷却した場合は、発色阻害を起こし無色又は薄い発色状態となります。但しその後、発色開始温度以上に温度が徐々に上昇することで完全発色状態となります。

『サーモロック』のラインナップ

・サーモロックAQインキ(高濃度水性分散ペースト)

・サーモロックMSパウダー(パウダー状サーモクロミック色素)

サーモロックAQインキ

『サーモロックAQインキ』はサーモロックを高濃度に配合した水溶性の分散ペーストです。消色インキや温度管理インジケーター、マーカーペンやボールペンなどに利用されています。

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サーモロックMSパウダー

『サーモロックMSパウダー』はサーモロックを数ミクロンの細かいパウダー状にした色素です。各種印刷インキ等に配合することにより準不可逆性の感温変色印刷物が得られます。

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