生産部門
生産部門は主にテキスタイル用インクを製造しています。「水性スクリーンインク」「水性顔料インクジェット用インク」のほか、「感温感光機能性色素（応答性材料）製品」といった「ものづくり」を行っています。
高品質・高精度・高機能な製品づくりは、熟練工（従業員）の経験と、長年大切に扱ってきた工場・機械設備であるが故に、お客様の信頼を得て製造し続けられることができています。「人は見かけによらぬもの」という諺がありますが、MSCはまさしくその諺に当てはまる企業で、日常的に着用されている衣類や使用されている日用品には、MSCの製品が使われているものが多数あります。創業以来、取引先・お客様の側に立った「ものづくり」の精神を、100年にわたり受け継いでいるMSCの要の部門です。
製造グループ／製造部Making Things with Craftsmanship
国内の生産拠点は京都／山科の京都工場だけですが、工場内には、第１工場から第８工場まで（第１工場と第４工場は２作業場）あり、各工場で用途の違う製品を製造しています。
受注を受ける製品は、取引（販売）先の用途に応じて生産しているため、研究・開発部門で製品化されたものであっても、個々に原材料の配合や処方を変えるといった精度の高い技が要求されます。国内取引先と海外取引先とでも違ってきますので、MSCの製品数は、1000品目以上になります。
また、完成した製品であっても、取引先に出荷・納品完了されるまでの保管環境（温度や湿度など）によって品質が低下することもあります。従業員の経験、異常・異変に気付ける眼力、環境変化への感知能力などが求められることもある、職人技が必要な人材の集団部門です。
